今日の相場予測 

 今日の朝が一番安いと判断していたので、昨日はほとんど買っておりませんでしたが、この程度のずれは仕方がないといった感じであります。昨夜のNYの動きを見ても分かるとおり、安いところでは380ドルほど安いところもあったわけで、たまたま大引けにかけて買い物が入ってきただけという見方もできます。これで相場が反転するとか、そんな生易しい展開ではないと言えるでしょうから、ちょっと思惑が外れたからといって、ここでペースを乱すようなことがあってはならないといった感じであります。

 しかし、これだけ乱高下されると、売買している方は本当に疲れてしまいます。投資というよりも、毎日がギャンブルの様な感覚です。現物取引の範囲ならば良いのですが、信用取引は一瞬にして命を奪っていく可能性があり、信用取引は絶対に多用できないといったところでしょう。

 今日の相場予測ですが、正常な投資家ならば、株を持ったまま週末を超す事ができないでしょうし、週末に何が起こるか分からない状態であります。実態経済が悪化の一途を辿っている限り、どんな政策が出たところで一発で株価が反転するような事は起こり得ませんので、週末は現金ポジションにするのが最も安全で正しいやり方であると言えそうです。たとえ月曜日に上昇するような材料が出ていたとしても、そこを売れば良いだけの話だと思いますので、今日はほぼ手仕舞いするのが正解であろうと考えます。

 ところで、倒産の噂が出ていた井上工業が倒産しました。昔から何度も仕手化し、何度も楽しませてくれた同社ともお別れの時が来ました。次から次へと倒産株が出てくるので、同社が倒産しても誰も関心を持ってくれはしないかもしれませんが、何度もとらせてくれた銘柄だけにちょっと寂しい感じはしますが、最後はカラ売りで利益を出すことができました。最後まで付き合えたという意味では良かったかなという感じもしますが、気持は次の銘柄に切り替えて行きたいと思います。

 さて、基本的にはこういった上昇局面ではすることがありません。やれるとすれば、昨日の突っ込みを買えていた分の利食いとカラ売り位でしょうか。私はほとんど買えてませんので、ほぼ様子見で終わってしまいそうな感じです。そういう意味では非常につまらない1日となりそうですが、慌てて高いところを買うほど愚かなことはありませんから、ここは慎重に様子見して行く予定であります。

ルールって何?

 日米欧が一斉に、金融機関や企業が保有する金融商品を評価する時価会計方式を一部凍結する方向で動き出しました。値下がりが激しく、いくら資本を注入しても損失が確定できないという理由からの凍結処置だとは思いますが、都合が悪くなればルールすらも変えてしまうとは何事かという感じであります。

 バブル崩壊後の日本は、国際会計基準の時価評価ではなかったため、欧米から強い批判を浴び、時価評価を実行してボロボロになったところを買い漁られた経緯があるので、金融危機を封じ込めるためとはいえ、日本もこのルール変更に同意するというのはかなり納得のいかない部分であります。

 同意するとしても、言うべきことはちゃんと言うべきではないかと思います。世界経済を混乱から立ち直らせるためとは言え、いくらなんでも素直過ぎやしませんでしょうか。バブル処理を失敗したのに世界に向けて日本の真似をすれば良いなどという発言よりも、こういうところでしっかりとした発言が必要であると考えるのは私だけでしょうか。

 しかし、ピンチになったらルールを変えて有利な方向へ持って行くなんて、スポーツの世界だけでもうんざりなのに、経済の方にも持ってきてしまうのですから、本当に何を基準に物事を考えたらいいのかが分からなくなってきてしまいます。とはいえ、会計基準が違ったところで損失の大きさは変わらないのです。数字を表に出すか出さないかだけの話であり、会計基準を変えて損失を隠したところで、どれほどの損失が隠れているかという疑心暗鬼が生まれるだけではないかという気がしてなりません。

 色々な手を打ち出し、ついにはルールの変更し、何が何でも下落を止めようという姿勢は良いのですが、ルールを変更した付けは必ずどこかに歪みをもたらす様な気がしてなりません。景気後退という本当の問題はこれからが本番なのですから・・・。

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