昨日のレポートで、そろそろ生保が危険という内容で書かせていただきましたが、まずは大和生命の方が破綻しました。比較的小さなところですが、朝日生命まで行くのも時間の問題という感じをつかむに十分なニュースとなりました。一番危険なのは朝日としましたが、中小ではもっと危ないところがあったというところはお恥ずかしいとしか言いようのないところですが、確かに生保へ危険が及んできているということはこれで説明されたことになるでしょう。

 日経平均は急落しておりますし、週末にでも本格的な株価対策が出てこないと、本当に取り返しのつかない事態になりかねません。株価などというものは、必ず行き過ぎるのですから、さっさと止めないと瞬間の安値で我慢できずにこうして我慢しきれなくなったところが破綻して行ってしまうのです。

 まさか今日も1000円も安くなるような相場だとは思いませんでしたが、どう考えたって売られ過ぎであります。ただ、相場というものは皆がもう駄目だと思ったところが底になるケースがほとんどです。もう駄目だと思うには、もしかしたら03年の安値7603円を割り込む場面が必要かもしれませんが、その安値も後500円程度ですので、どうせなら見てきたらいいのでは?って感じで観察しております。そこまで落ちればもう駄目だと思う方がほとんどになるように思います。

 さて、結局は後手後手に回った対策というか、選挙が絡んでまともな発言ができない政治家のせいでというか、世界はかつて日本が失敗したことをその何倍ものスケールで同じ道を辿ろうとしております。思い切ってやらなければ止まるものも止まらないのです。G7では勇気ある決断がなされることを祈ります。

 しかし、原油価格についてですが、原油が100ドルを超えて150ドルだとか200ドルだとかいうアナリストが現れ、世の中が混乱し、沢山の企業が倒産したり事業主が廃業を決断せざるを得ない状況になったのですが、この時に100ドル以上は明らかに行き過ぎであると政府が判断し、それ以上の価格は政府が補助し、その後に値下がりしたら補助した分を回収するまではそれ以下に値下げしないという政策を取ることができたなら、きっと沢山の企業や事業主は救われたことでしょう。私は、少なくとも私は100ドル以上はありえないとレポートし続けてきましたし、たとえ200ドルへ上昇してしまう危険性があったとしても、政府は補助すべきであったのです。もう少し先を読む力のある人が政治にかかわっていれば良いのですが、彼らの見ているところはもっと別なところなのでしょう。

 最近の麻生総理の発言もふざけた内容ばかりで、結局は自民党が不利になる解散はできないというのが見え見えで、そんなことばかりやっているからサブプライムの直接的ダメージの一番少ない日本が一番売られているのだという事を知るべきであります。当然カラ売り規制をやっていないので、米株の代わりにヘッジ売りを浴びている可能性もあるのですが、政治が不安定であるということは何よりの売り材料になっているのは確かであります。

 みんなしっかりしろよ!せっかくサブプライム問題の影響が小さいのに、一緒に転んでどうするんだ!今の日本は、ムカデ競走で一番後ろに縛られていて先頭の人が転んで次々に転んで行き、前の人まではころんだけどとりあえず踏みとどまっているという状態。落ち着いて前の人を起こしてやるか、バランスを崩して覆いかぶさるように倒れていくかの微妙なところに位置している。せめて政府がしっかりせねばならない時に選挙の話が出てくるのはうんざだ。政治家は保身よりも国民の事を考えよ!少なくとも定率減税とか、そんなものが経済を立て直すのではない!困っている外国の銀行を支援するとか、もっと常識にとらわれない発想をすべきだ。日本は輸出立国なのだから、外国がバタバタと倒れて行けば、どんなに内需を喚起したところで助かりようもないということをどうして分からないのだ!

 まあ、私の考えが正しいかどうかは分からないが、少なくとも今やっている事が間違いであり、これからやろうとしているものも間違いであるということは確かであろうと思う。もっとひねって考えてほしいものであります。

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