大幅反発となった昨日の東京株式市場でしたが、空売り比率は一向に下がる気配もなく、49.9%と高水準でありました。

上げて売り、下げても売り・・・。

普通に考えますと、下げているところで売っても踏まれて終わりでしょうし、昨日もおそらくは売っては踏まれの相場だったと思うのです。しかし、それでも売り、売り、売りなのです。

先日の大幅安の時には欧州勢からの売り注文が多かった様ですし、欧州の資金事情が絡んだ売りなのではないかと思っていましたし、今でもその考えは残っているのですが、空売り比率を見る限りは、それ以上に仕掛け的な売りが入っているという事になるでしょう。

ここまで下げてもまだ売ってくる・・・。

一時は売っても売って上がって行く相場で、完全に踏まれていた売り勢力でありますが、この下げで息を吹き返してきている事でしょう。

そして、更に売って来ているのは、単に下手なのか?何かを予見しているのか?

少し前では下手なのではないか?と見ていたのですが、どうもそうではないという事が、ここのところの動きから浮かび上がった現実です。

しかし、売るにしても現時点では明確な売り材料はないのです。

確かに不安はあります。


●メルケル首相が辞任に追い込まれましたし、欧州は不安定さを増すでしょう。

●イタリアはデフォルト危機を回避できるのか?出来たとしても目先だけであり、本格的に立ち直ることは出来ないのではないか?

●米は中間選挙の結果が分からないし、共和党が勝ったとしてもインフレ政策の弊害として現れるドル高を意識し始める可能性があり、やはり日本も関税対象にされるのではないか?

●中国はそろそろ危ないのではないか?

●国内の方を見て行くと影響はあまりないと思うが、韓国はもう終わりであろう。法律よりも民意が上という国というのは、ある意味では面白いが、こっちは付き合いきれないし、ならず者国家と言っても過言ではない。

●原油価格が目先は下落基調であるが、上昇を再開する可能性が高そうですし、円安とのダブルパンチで国内経済は苦しくなる一方。

●外国人労働者の受け入れは実質移民であるが、政府はこれを移民とは違うと言い張るし、今後の日本の重荷になって行く事は間違いない。今の日本の法律では、外国人も国保を使うし、その家族も保険対象となる。国の医療保険制度は、ますますひっ迫して行くでしょう。そして、何と言っても労働単価の引き下げが起こるし、仕送りにより内需低下要因になる。

●極めつけは消費税増税で、確定になる可能性は極めて高い状況でしょう。増税後は消費が低迷すると承知しているし、だから支援策をするのでしょうが、支援しなければならないほどに景気が落ち込むなら最初からやるなとしか言いようがない。


どう考えても今の政策では日本の先行きは暗いのです。

ですから、確かに中長期的には売りが正しいと思うのですが、一つ大事な事は、国民は疲弊して行くが、一部の企業は儲かるという事です。

そして、その一部の企業の多くは上場している訳で、株はまあそれなりに・・・という事にはなるのです。

安い労働力を手に入れるのですし、円安で輸出もしやすいですからね。

ですから、景気は悪いが、株価は高い・・・という事も起こり得ると考えているのです。

安倍政権の自慢は株価が高くなった事であり、どんなに失敗しても、これだけは守り通す可能性はあろうかと思っているところです。

ですから、今の株の判断は非常に難しい。

正直言って未だ相場が何を取りに来ていて、何を取りに行こうとしているのかが見えないのです。

ブレグジットだとか、米大統領選挙であるとか、あのようなメディアがかき回している様な事は読みやすいですし、判断も楽なのですが、今のこの状況は本当に材料が多過ぎる事もありますが、分からないとしか言いようがないのです。

ですから、分からないから余裕を持たせて様子を見るべきだと思っています。




ならば、株は止めた方が良いのか?

それは違います。

株は離れてしまうと何も分からなくなるのです。

少しずつでも売買しながら相場の感触を確かめ、常に真剣に状況を分析して行く必要があるのです。

休むも相場と言いますが、株式ゼロで休むのは大きな間違いであるのです。

いつでも出動できるように、常にエンジンは温めておかねばならないし、相場から目を離してもいけないのです。

今は分からない事が多過ぎるので、何の断言もしませんが、見えてくればその方向に合わせて、改めて強いレポートを書いていこうとは思っております。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。