ここ数年、日経平均は一日に300円以上動く日が多く、上げも下げも激しい動きが多かったのですが、最近はその傾向が変化した様に思えますね。

見ての通り日経平均は高値を更新して来たのですが、出来高は増えてきませんし、値幅も小さい。

押したら買いたいと思っている投資家も増えている様ですが、そうした押し目買い希望をあざ笑うかの如く、じりじりと上昇を続けております。

こうした相場の背景には、外資が強気になって来たとか、個人が空売り姿勢から買い姿勢に転換してきているなどがあると思いますが、なんだかんだと言いながらも、日銀が株を買っているのが一番大きな理由なのではないかと思うのです。

もちろんGPIFなどの公的な資金もそうですが、我々の想像以上に株は吸い上げられているのだと思います。

流動性の低下などが囁かれますが、品薄の中で買いたいという空気が強くなりますと、必然的に株価は上昇するというものです。

まあ、値上がりすればリバランスでGPIFなどは売ってくるでしょうし、単純に一方通行とは行かないはずですが、それでも日銀は売らないでしょうし、やはり株は高くなるだろうなと思うところです。

ところで、データ改ざんで売られている5406神戸鋼でありますが「何処で買ったらよいですか?」「買い推奨はしないのですか?」「この売り気配を買ってよいですか?」などと、様々な質問が私に届けられました。

多くの場合は、確かに買いであるし、売り気配は見逃してはならないチャンスなのですが、この件に関しては見送る様にと指示を出しました。

と言いますのは、例えば粉飾決算であるとか、役員の使い込み、一般的な犯罪などの場合は、会社に与える損失額は限定されますし、先日の日産の問題の様にどう考えても大した影響がないと見られる場合はタイミングを見計らって買いに行けばいいのですが、今回の神戸鋼の場合はそうは行きません。

事実日産は売り気配のところで買い指示を出し、そこからのリバウンドは取れておりますが、神戸鋼は何故ダメなのか?

これは、同社のデータ改ざんは製品が素材であるために、社外で加工されて販売されているという事が大きく影響しております。

日産の場合は、そもそも無資格の人間が検査をしていたというだけでありますし、子会社の様な関係にあるディーラーなどに渡って、それがユーザーに売られたケースが殆どであるので、事態の収拾はそれ程難しくないのです。

ところが神戸鋼の場合は、防衛品であるとか、鉄道車両であるとか、ジェット機の機体であるとか、明らかに面倒なところに納入されており、大した改ざんではなかったとしても、その事態の収拾に時間と莫大な金がかかる可能性が高いのです。

ですから、リバウンドしても900円程度であり、妙味はないし、リスクばかりが大きいと判断し、買わない様にとレポートさせて頂いておりました。




この位の判断が出来ないと、何時まで経っても儲かる事はないと思うところです。

S氏の相場観では、こうした銘柄でも、状況を分析して売買の判断を下しております。

私が止めなければ、神戸鋼を買いに行ったメンバーもいたのかも知れませんが、今のところの株価をみていますと、行動を止める事が出来て良かったなと思っているところでした。

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