寄付きから1時間ほどが経過しましたが、今日は狭いレンジで方向感のない展開ですね。

ただ、マザーズ指数は1%以上の値上がりですし、材料株は悪くない値動きですね。

全てとはいきませんが、昨日は大分叩いておりましたし、目先としては下げもここまでかと思って見ているところでした。

ただ、現状は緩やかな下降トレンドであり、ここに変化が出るかどうかには注目しています。

トレンドが変わらなければ、今回の上昇は1150ポイント付近であろうし、頑張っても1200ポイントまでは届かないでしょう。

ただ、ここを超えてくると状況の変化に期待は持ててくると思っているところです。

ところで、先日の大阪の地震でお亡くなりになられた5人の方々には、改めて心からご冥福をお祈り致したいと思いますが、中でも心を痛めたのはブロック塀の倒壊で犠牲になってしまった小学生でした。

この地震大国日本で、しかも小学校であんなに高く危険なブロック塀を未だに残しているのがどうしても納得がいかないのです。

今までブロック塀の下敷きで、何人の命が奪われ、何人の負傷者を出したのか・・・。

二言目には予算がないと切り捨てる行政と、政治家でありますが、緊縮の結果とも言えます。

確かに無駄な箱モノは要らないと思います。

田んぼの真ん中の鉄筋コンクリートのコンサートホールとか、意味が分かりませんし、本当に無駄な箱モノをいくつも作ってきましたので、国民の目からは「公共事業=悪」のように映ってしまうのかも知れませんが、やらなくてはならない公共事業は山ほどあるのです。

高度経済成長期に沢山作られた橋やトンネルは築50年を迎えるものが多く、その内大地震によって倒壊する可能性が高くなってくるのは明白であり、本当にこのままでは大変なことになってしまうでしょう。

何かやると言えば、直ぐにプライマリーバランスがどうだとかと言いながら、何かをやるとすぐにどこかにしわ寄せが行くのですが、日本の景気が良くならないのはこの辺に大きな原因があるのは明らかなのです。

基本的に日本は外国に資金を頼っている訳ではないのですから、国内で調達できるカネがあるならば、それを活用して必要な公共事業をやればいいのです。

無尽蔵にやれとは言いませんが、明らかに今よりは沢山やるべきです。

特にお上はこれから消費税増税を実行しようというのですから、これはもう「国内の経済を壊滅させる気か?」としか、言いようがありません。

公共事業と言いますと、直ぐに無駄と言いたがる人がいますが、たとえそれが建設業者を儲けさせることになったとしても、建設業者が日本の会社であれば、納税だってするでしょうし、多くは国内の消費に使われるのです。

しかし、これからは外国人も受け入れて、建設業などをやらせようというのですから、もはや富のバラマキ以外の何物でもないですね。

人手不足という問題があるのでしょうが、外国人の受け入れは一時的な効果しかなく、根本的な解決にはならないのです。

日本人の若い人が建設業に入ってこないから安易に外国人に頼るのではなく、若い人が入ってくるように創意工夫するのが国の役割なのではないでしょうか?




デフレとは、需要がないことから始まっているのですから、デフレを脱却したいならまずは需要を作ればいいのです。

それこそ、全国のブロック塀の法的禁止でもいいでしょうし、とにかく危ないものはなくさなくてはならないでしょう。

もう二度と、地震でブロック塀が倒壊して人の命を奪うようなことはあってはならないのです。

大津波のような、本当に避けられない、どうしようもない災害ならともかく、ブロック塀位なら大した金もかからないですしね。

やれることはどんどんやるべきだと思いますし、国民一人一人が少しでも安全な地域を作り上げていくことによって、国もまた安全になっていくのであろうと思います。

さて、株の世界も時々災害のような場面に出くわします。

予想できればいいのですが、全てを予想するのは難しいですし、どうしても被害が出てしまうのです。

場合によっては、本当に回復不能と思われるような大損害も出ます。

しかし、それは日頃からの備えによって回避はできるのです。

損失を完全に回避することはできずとも、最悪の事態だけは避けられるのです。

まあ、実はそれほど難しいことではないのですけどね。

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